ぼくはイラストをよく描いていて、インターネット上にアップロードしているんだけど、ずっとpixivとTwitter両方にアップロードしていて、最近知り合いに勧められてInstagramにも投稿し始めたら、いろいろ違いがあって面白かったのでそれぞれの特徴とかを書いてみたいと思った。
pixiv
イラスト投稿といえばpixiv。個人サイトが下火になってTwitterが普及するまではpixivさえ見ればイラストをすべて追える一強時代だった。
ぼくはpixivはサービス開始直後から見る専アカウントを持っていて、2015年に「真面目にイラストの学習をして成長過程のログを残していこう」と決めてから基本的に描いたイラストをすべて投稿している。
その甲斐もあって一応300人くらいからフォローしてもらっている。
Twitter
Twitterはぼくが一番よく使っているSNSで、他の文章ツイートに混ぜる形で描いたイラストもアップしている。
今は主にきりみんちゃんの公式アカウント @kirimin_chanできりみんちゃんのイラストやVTuberのファンアートなどを投稿している。
きりみんちゃんのフォロワーは4月時点でだいたい1500人くらい。
Instagram
Instagramは昔は風景などを撮った写真をアップするのに使っていたけど、政治的な理由でTwitterシェア時にサムネイルが表示されなくなってから利用するのをやめて直接Twitterに写真なども投稿するようになって放置アカウントになっていた。
最近、仕事で仲良くなった外国人の絵師の人に「Instagramにイラストを投稿すると世界中の人に見てもらえていいよ」と教えてもらい、「そういう使い方もあるのか」と思いイラスト投稿アカウントとして再び使い始めた。
フォロワーはイラストを投稿し始めてから30人くらい増えて130人くらいだ。
各プラットフォームでのリアクションの差
例1
たとえばこのイラスト、きりみんちゃんのイラストなので1次創作だ。
一週間ほど前に投稿して、Twitterでは12RT, 70いいねとなっている。
Twitterでは投稿すると比較的すぐにリアクションが付くし、セルフRTなども出来るので何度かTLに流して結構みてもらえる。
ただし、一度流れた投稿はセルフRTなどでアピールしない限り基本的にほとんど目に入らないため、コンテンツとして長期的に積み上げてみて貰うことはむずかしいという難点がある。
一方pixivでは34ブックマークとなっている。
pixivでは基本的にすぐにはリアクションが付かず、数日かけてじわじわとブックマーク数など増えていき、その後も断続的に閲覧されている感じがある。
www.instagram.com
Instagramでは14いいね。
特徴としては、いいねしてくれる人の多くがフォロワーではないということ。
そして投稿から数秒でいいねが複数付く。
そもそも現状イラストファンとしてのフォロワーがほとんどいないので、タグ経由で見てくれている人がほとんどで多くが外国人というのも面白い。
例2
こちらは小山内めいちゃんというVTuberのファンアートを描いたイラスト。
Twitterでは13RT, 53いいねとなっている。
Twitterでファンアートを描くと本人がリアクションしてくれたりすることがあるのがとてもうれしい。
こちらはpixivでは14ブックマークとリアクションはやや薄め。
そしてInstagramでは24いいねがついている。
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このケースではpixivのブックマーク数よりもInstagramのいいね数の方が多くなっている。
考察
Twitterがイラスト投稿プラットフォームとして主流になっているのはイラスト好きの人なら感じていることだと思う。
絵師さんによってはTwitterにしか投稿していなかったり、pixivは「Twitter投稿まとめ」というタイトルで30枚くらいのイラストをまとめて投稿していたりすることも最近は多い。
ファン側としては追いかけるのが大変なので毎回pixivにも投稿してほしいという気持ちがあるけど、描き手としてはTwitterの方がリアクションが付きやすく広まりやすいので投稿したくなるという気持ちもよく分かる。
pixivはUIがTwitter以前のSNSのままなので、あまり気軽にリアクションを付けやすい構造になっていないと感じる。(最近はブックマークといいねを統合しようとしていて、♡マークワンクリックでブクマ出来るようにして以前よりは気軽になった)
閲覧側のユーザー視点でも、pixivの場合はまずサムネ一覧が表示され、ページ遷移して拡大するという動作が必要なんだけど、現代人にとってはもはやその動作はわりと面倒臭さがあって、サムネだけを流し見して満足してしまうことが多い。リアクションのハードルもやや高く、フォローしてる絵師の人は毎回ブクマや評価をするのではなく見て満足してしまいがち。
pixivもTwitterのようなタイムライン形式のUIになって、スクロールしながら次々にいいねしていけるようになったらいいのになぁとよく思う。
InstagramはまさにそういうUIになっていて、タイムラインをスクロールしながらダブルタップで瞬時にいいねすることが出来る。
ユーザーページにいけばタイル状にサムネ表示されるし、画像投稿SNSという性質上Twitterのようなノイズも混じらないためログをさかのぼるのも比較的容易だ。
そしてInstagramにはタグと大量につけるという文化があるが、これも面白くて辞書登録して毎回雑に大量のタグを付けて投稿すると全然知らない世界中の人がいいねをしてくれたりフォローしてくれたりする。
まだInstagramのイラスト投稿運用を始めたばかりなのにこれだけリアクションがつくということは、おそらく続けていってフォロワーが増えれば一番リアクションが付くプラットフォームになりそうな気がしている。
まとめ
このエントリはただの長文つぶやきのようなものなんだけど、何が言いたいかというとInstagramはイラスト投稿プラットフォームとしても面白いということ。
あまり過激なイラストを上げるのには不適切だとは思うけど、絵師の人はInstagramにもイラストを投稿する運用をしてみると世界が広がるかもしれない。