初めてのJavaScript 第3版 ―ES2015以降の最新ウェブ開発
- 作者: Ethan Brown,武舎広幸,武舎るみ
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2017/01/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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タイトルからはプログラミング初心者向けのあっさりしたJS入門書という印象を受けるが、実際の内容はプログラミング経験がありJavaScriptのこともざっくり知っているくらいの人向けにES2015ベースでのJavaScript解説書だ。
かなり思い切って過去のややこしい仕様の説明を省き(一応軽くは触れる)、ES2015という新しい言語として簡潔にJSの書き方を解説している。そのため読んでいてもJavaScriptを嫌いにならずに済む。
ぼくは最近まで業務でのJSの経験はなかったが、教養として「パーフェクトJavaScript」や「EffectiveJavaScript」を読んだことがあり、「シングルページWebアプリケーション」を読みながらフレームワークやmoduleを使わないSPAを練習で書いたりした経験がある。それらの経験はJavaScriptを嫌いになるのに十分であったが、この本は一度その気持ちをフラットに戻しJSを魅力的だと思わせてくれた。
今からReact-Nativeやnode.jsでのJS開発を始める人には(ある程度熟練になるまでは)過去のJSの闇に触れる必要は無いと思うので、この本を読めばよいと思った。