まいくろ🍣きりみん

きりみんさんのマイクロブログです。ブログとTwitterの中間くらいの文章を書きます。

違うタイプの薬を処方されたらめちゃくちゃ効いた気がする話

※私は医療の専門家ではありません。このエントリはあくまで私個人の体感を書いたものであり、むやみに鵜呑みにしないでください。医療情報は医師に相談したりして正しい情報を得た上で判断してください。

micro-kirimin.hatenablog.com

ちょうど前回のこのエントリを書いたあとにますます体調が悪化して仕事が手につかなくなった。
体調の浮き沈みはあるもののコロナ禍になってから慢性的にしんどさがあり、リモートワークで生産性が全く出ないので一度リズムを崩すと何も出来なくなってしまう。

月1の心療内科の通院が直後にあったので、そういう話をしたら新しい薬を試してみましょうかと言われ薬が増えた。本当はADHDの薬が欲しかったんだけど、そういう話をするのも面倒だし新しい薬を試して何か改善可能性があるならそれはそれでいいかと思ったので受け入れた。

少し調べて見ると、ドーパミンを増やすタイプの薬らしく、ADHDの薬で人気のアレとわりと近い作用っぽい。
元々、抗不安薬として長年セロトニンを増やすタイプの薬をいくつか飲み続けていたんだけど、最近はあんまり効かずに惰性で飲んでいるという感じがあった。
ドーパミンを増やす薬は既存の抗うつ薬であまり改善が見られない場合に処方すると良いことがあると最近はされているらしい。

全く専門家ではないので適当だけど、脳の伝達物質のうち、セロトニンは安心とか不安を取り除くような作用があり、一方ドーパミンは報酬系とか言われててモチベーションや集中力などに影響が大きいらしい。
普通の生活では新鮮な刺激を受けたり何かを達成したりした時に分泌されやすいらしく、たしかにコロナ禍だと不足しがちそうだと思った。

まあ理屈はともかくその薬を飲み始めたところ、劇的に症状が改善した。
気持ちがポジティブになったというのもあるんだけど、何より仕事に集中出来るようになった。
それまではどうしても仕事が手につかなかったり、少しでも気になることがあると全く集中出来なかったりして全然仕事にならないことが頻繁にあったんだけど、薬を飲んでからは普通に8時間のうち大半の時間を仕事に意識を向けることが出来るようなった。
結果的に生産性が激上がりして、リモートワークになる前のようにちゃんと働くことが出来るようになった。
ビデオ通話をしていて言葉に詰まるようなことも減り、以前のようにスムーズに会話が出来るようになった。

仕事以外でも、身の回りのことや趣味などのことに対する腰の重さみたいなのがなくなり何でもすぐに取り組めるようになり時間がものすごく増えたような感覚がある。

今更ちょっと別の薬を飲んだくらいで大した変化はないだろうと思っていたので、とても驚いた。
こんなに効果があるならもっと早く処方してくれればと思ったけど、現代の一般的な精神疾患の診断が問診のみである以上、完全に担当医の気持ち一つである。

薬を飲み始めてちょうど2週間くらいなので、効果があったことは間違いが無いと思う。
ただしこれが本当に良い方向に作用した結果ならいいんだけど、双極性障害の躁状態になっているんじゃないかとか、少ししたらすぐに耐性が出来て効果が薄れるんじゃないかとか、そういう不安はある。

正直もう以前の状態に戻るのはつらすぎるので、今はとにかくこの状態がずっと続いてくれと祈っている。

ポストコロナの自己肯定感

日記です。

ワクチン2回目打ってデルタ株も落ち着いてそろそろ社会復帰しても大丈夫かなと思って働き始めたらオミクロンで全てが降り出しに戻ってしまって厳しい日々を送っています。

自己肯定感がどんどん失われていく

2年前、コロナによって生活の変更を余儀なくされてから、色々なことが上手くやれない日々が続いている。浮き沈みはあるものの、ずっと低調なまま抜け出せずにいる。
フルリモートになって今の職場が3つ目だが、前の2つはどちらも複合的な要因ではあるものの変化した環境での働き方に適応出来ず追い詰められてしまった。
今の仕事では多少知見が溜まってきていることや働きやすい環境であることなどによってなんとかやれている。しかしそれにしてもコロナ前にオフィスで仕事していた頃と比べ10倍以上疲れてしまう気がする。

慢性的に心身の体調が悪い、様々なライフハックを駆使してもやはり一度ペースが乱れると自宅でたった1人という環境で生活を持ち直すのにはかなりエネルギーがいる。
どうして自分はこんなにも自己管理が出来ないのだろうと落ち込む。毎日ウォーキングをすれば体調が明らかに良くなることが分かっていてもサボってしまう。ウーバーイーツを利用すると食べ過ぎるしものすごく割高だし家から出ないので良くないと思いつつ、どうしても食事がウーバーイーツばかりになってしまう。

頭の中がすぐに散らかってしまう

リモートワークになってから驚くほど生産性が下がってしまった。個人差があると思うけど、僕の場合は体感だとオフィスで仕事をしていた頃の20%くらいの能力しか出せていない。常にパフォーマンスが出ていない罪悪感と自己嫌悪、そして失望されることの恐怖に苛まれている。
その感情が余計に仕事を脳が拒否する原因になっている。

かつてあったようなエンジニアとしての自尊心のようなものはすっかりなくなってしまった。
この先これ以上成長してやっていけるのだろうかという不安しかない。
体調が安定している時はそこまで悪いわけじゃないけど、一度雑念が生まれたり他に気になることがあったり気持ちが沈んでいたりすると全く仕事が手に付かない。
「とりあえず仕事にいってそれに集中する」ということが出来ない。
やりたい・やらなければと思っていることが少し増えると頭の中が混乱してしまい何から手を付けていいのか何も考えられなくなってしまう。
これは仕事や勉強などに限らずやりたいゲームがいくつか重なってしまった時なども混乱状態になってしまう。
オフィスで常にスイッチを入れて仕事している時は困らなかったけど、仕事とプライベートの区切りが曖昧になると自己管理がまるで出来ない。

痩せられない

この2年でものすごく太ってしまった。去年の秋には病院で検査を受け痩せないと危険だと言われて今度こそ絶対に痩せるぞと決意したのに、相変わらず全然痩せることが出来ない。あまりに痩せにくくなったので体質的な問題もあるだろうけど、死ぬ気でダイエットしているかというとそうでもなく自分の意思の弱さにまた自己肯定感が下がっていく。
そもそも子供の頃からガリガリで痩せている人を魅力的に感じるというのもあり、太っている自分が嫌で自分の姿をイメージするだけで具合が悪くなる。

コロナ時代の生活では、厳しい状況を共有して共感し合ったり面倒なことは忘れて肯定し合ったりするようなコミュニケーションが行えない。
とにかく孤独感だけがあり、その孤独を埋めるために余計SNSやYouTubeばかりを見てしまい何にも集中出来ないのかもしれない。

このような状況から抜け出せる日が来るのだろうか。これは本当にコロナのせいなんだろうか。
通っている心療内科で発達障害の相談をして症状を緩和する薬をもらえないか探ってみた方がよいのだろうか。

ポケモンLEGENDSアルセウスを2週した(レビュー)

ポケモンLEGENDSアルセウスの感想、レビューエントリです。ストーリーの大きなネタバレはないつもりですがシステム面のネタバレはあります。
結論からいうと、めちゃくちゃ楽しめたし今後の展開も楽しみだけど、改善してほしい部分も多いという概ね普通の感想です。
ただ細かく語りたい部分が色々あったので記事を書いておこうと思った。

プレイ前の印象

自分は初代ポケモン世代でポケモンというIPがそれなりに好きだけど、一方でそこまでポケモンというゲームを愛しているかというとそこまでではなく、とりあえずシリーズは一通りクリアしているというくらいの感じ。

最近の既存のポケモン本編シリーズに関しては、世界観やキャラクターなどは楽しめるし冒険の中でポケモンに出会ったり好きなパーティを組んだりという要素は楽しい。
一方で、基本的に難易度が低くほとんどのジムリーダーが相性を理解していれば一瞬で溶けてしまうのは寂しいと感じるし、バトルがメインとなるストーリーのわりにバトルが味気なさすぎるという気持ちもあった。
対人戦ややりこみ要素に関しては、個体値や性格のための厳選というシステムが単純にダルいというだけでなく世界観を壊しているようにも感じあまり好きではなく、色違いの確率などもそうだけど、必要以上に面倒な要素を入れるのが好きなシリーズだなぁという印象がある。

アルセウスに関しては、発表された時から期待する一方で、PVを見ても具体的なゲームシステムがあんまりよく分からずどのくらいの種類のポケモンが登場するかもわからないし、オープンワールドのようにも見えるしもっとモンハンのようなこじんまりとしたゲームのようにも見えたので、どのくらいポケモンらしい面白さが得られるのかという不安が大きかった。

プレイしての所感

プレイし始めてすぐに、心配していたようなボリュームのないスピンオフ作品ではなくしっかりとポケモンらしい体験が出来るゲームだと分かり安心した。
アルセウスは厳密にはオープンワールドではないが、いくつかあるマップの一つ一つは十分なほどに広く自由に探索出来る。
登場するポケモンも期待以上に多く(200種類以上)、広大なフィールドを歩き回って珍しいポケモンを探すという昔から憧れていた体験をすることが出来た。
バトルシステムが従来のポケモン本編シリーズとほとんど同じであることも個人的には安心した。
一方で野生のポケモンがやたらと強かったり、対戦するトレーナーも賢く全体的に難易度が高めなのも個人的には嬉しいポイントだった。
ストーリーや登場人物などもポケモンとしては新しい視点で書かれていて新鮮な一方でポケモンらしくもあり良かった。

システム面の話をすると、基本的なポケモンシリーズのバトルや育成のシステムを踏襲しつつ、かなり大胆に、ある意味負債ともいえる、面倒なルールを廃止している。
たとえば個体値はどうやらないようだし、努力値は簡単に手に入るアイテムで好きなパラメーターを強化するだけ、特殊な進化に必要なアイテムも比較的簡単に集められるし、もちものもなし、色違いポケモンは普通にプレイしていればクリアするまでに1,2体はであるくらいのレア度になっている。
技を覚えるのも進化させるもメニューからいつでも出来るし、わざマシンもなくなり覚えられるわざは全て同じ場所で覚えさせられる。
このくらい面倒なことがないシステムであれば対戦などのオンラインコンテンツも遊びやすいだろうと思うので、オンライン対戦が実装されていないのがとても残念。

また、今回は自由に探索しながらたくさんのポケモンを収集するという部分に重点が置かれているため、そのテンポを損なわないように徹底的に配慮されているのもさすがだと思った。
ロード時間も十分に短いし、ポケモンを捕まえるだけで経験値が入り手持ちがレベルアップしていくが、進化やわざを覚えるなどのアクションが手動になったことで探索中にいちいち割り込みされることがない。
フィールドでボールを投げてポケモンを捕まえるのはPVで見ると子供だましのように見えたけど、実際にプレイすると絶妙な効果音や新しい図鑑システムと相まってとても楽しい。

ポケモンというIPはたくさんのポケモンが登場するというだけで楽しく、ポケモンが魅力的に描かれていればいるだけそのままゲームとしての楽しさにつながる。
ただしそれだけではなく、ポケモンというゲームのシステムには他のゲームにはあまりない絶妙な面白さというのがあると思っていて、その魅力を失わないままに大胆にモダンに生まれ変わったアルセウスは自分にとってはまさに求めていたものだった。

難点、気になった部分

まずグラフィックのクオリティがいまいちであることが最初に気になった。 実際にプレイしているとそこまで体験を阻害されるわけではないんだけど、Switchのスペックの制限があるにしても、特にフィールドのグラフィックはPS2みたいな感じだし、描画範囲も狭く、遠くにいるポケモンがカクカクしているのはあまりにも滑稽に見えてしまう。
マップの細かい部分やキャラクターの挙動なども荒削りというか、作り込めなかったんだろうなぁという感じがしてしまう。
ただし、ポケモンのモデルだけはいつもどおり完璧に近いのでそこはさすが。

次に気になるのが操作性の悪さだ。ダッシュがスティック押し込みなのに始まり、投げるアイテムの切り替えやライドポケモンの移動しながらの切り替えなど、「いやその操作は指が足りないが」というようなキーマッピングが多い。テンポよく操作出来るように気を使うあまり操作が複雑になっているような感じがある。

システム面でいうと、ここまでテンポに気を使っているのに持ち物の制限は必要だったのか?という気持ちはかなりある。
他にも細かいUIで気になるところは多くて、これは大きくシステムが変わった1作目だから仕方ないかなぁとも思う。

野生なポケモンがポケモンスナップのようにもっと多彩なアクションをしていたり工夫した捕まえ方があったらもっと良かったなと思うが、このあたりも次回作に期待したい。

バトルはリアルタイムにするべきだったのか?

jp.ign.com

このレビュー記事の中で「アクション要素が増えたのにポケモンバトルが従来どおりなのが違和感あるしテンポも悪い。完全なアクションにした方がよかった」と書かれているが、個人的にはその意見には全く同意出来ない。

まず単純に全く別物になってしまったら従来のポケモンバトルファンを見捨てることになるというのもあるけど、それだけではない。
ポケモンのバトルシステムは非常によく出来ているし、長年のシリーズによってとても洗練されバランス調整などもかなり頑張っている。
ポケモンシリーズのバトルシステムを踏襲しているからこそ荒削りな本作でもRPGのポケモンとしてのいろいろな面白さを損なわないまま全く新しい体験を作ることに成功しているのだろう。
これを安易なアクションバトルシステムに変えたとしても、よほどそこに莫大なリソースを割かない限りは単調でありふれた大味なものにしかならないだろう。(ブレスオブザワイルドなどは逆にそこがメインなのでそこに莫大なリソースを割いているだろう)

そもそもでいうと、全てのRPGをアクションバトルにすればいいというのは洋ゲー(というかアメリカゲー)的な考え方で、別にそうである必要はないと個人的には思う。
ターンバトルシステムはポケモンというゲームの本質的な側面であり、たとえばストラテジーゲームがストラテジーゲームでありデッキ構築ゲームがデッキ構築ゲームであるように、そういうジャンルなのである。
おそらく多くのポケモンファンはポケモンというジャンルが遊びたいし、ポケモンというジャンルで対人戦がしたいのである。
そこを変えるとしたらそれはポケモンシリーズの続編には絶対になり得ないし、おそらく開発者はポケモンLEGENDSを新しいポケモンシリーズ本編にしたいという意図を持ってこの実験的なタイトルを開発したのだろうと想像する。 あくまで個人的な意見である。

まとめ

とても楽しめた。面白すぎてクリアしたあとにデータを消してもう一回クリアした。気が早いけど次回作やDLCなどに期待したい。個人的には今後のポケモン本編はこの方向性で続いてほしいと思った。

自粛生活で感じた人間は土から離れては生きられないということ

どんなに技術が進歩してもネットで買い物も仕事も完結させられても人間は土から離れては生きられないのよ!って思った。
うそです。人間は主語が大きすぎた。少なくとも自分は思ったよりもデジタルで完全に代替出来るものがまだまだ少ないんだなと感じた。

空間の大切さ

自宅で仕事をするのはむずかしい。というのは昔から自営業の人の間では有名な話だけど、やっぱり場所が気分に与える影響は大きい。
単純に自宅だと誘惑が多いからというのもあるけど、それだけではなく、リラックスするための場所で緊張を伴う行動をすると脳がバグる感じがある。
オフィスで上司と会話するのは緊張しないけど自宅からビデオ通話で上司と会話するとなんだか緊張してしまう。毎日面接でもしているみたいに疲れる。 オフィスにいると仕事のことだけを考える気分になるし、ルノアールに行くと読書が捗る。

食事もそうだ。よく高い店は環境に金を払っているという話があるが、別に高級料理店などでなくても、ウーバーイーツで頼んでPCの前で食べてると何を食べてもどうも味気ない。
自分がいかに店に行くという行為自体を楽しんでいたかを実感した。

買い物も同じだ。これはコロナ禍の前からだけど、大抵のものは通販で買えるようになり、わざわざアキバに買い物に行く理由はほとんどなくなってしまった。それは良いことだと思っていたけれど、実は無駄だと思っていた買い物に行くという行程が娯楽であり、それを失ってしまっていたと気付く。
だからといってネットで買えるものをわざわざアキバまで買いに行くかというとまあ行かないわけだけど、それは多分、自分の脳が買い物という行為の価値を過小評価しているからだ。

この問題のヒントはビデオゲームにあるのではないかと自分は思っている。
ビデオゲーム、特にRPGやシミュレーションゲームなどは元々はCUIのコマンド式だったものがどんどんリッチな空間をもったGUIに変化していった。
本当に必要なものが手に入り必要な情報交換が出来るだけで十分であれば、ゲームの中で物理的に移動して買い物をしたりするのは全く無意味であり、いつでもコマンドで行えれば済むはずだ。そうなっていないのはその無駄な行為そのものに価値があるからだ。
ゲームは娯楽だから無駄なことに価値があると思うかもしれないが、ゲーム以外でも同じだと思う。人間、少なくとも自分は娯楽とそれ以外の時間を完全に区別して娯楽以外の時間はただただ効率だけを追求して生きていけるほど機械的に出来ていない。

このように効率化によって削減される様々な無駄に思える行為こそが生活の価値そのものだったのではという気が最近はする。
しかしこの考えはどうも「電子辞書では勉強にならない!辞書は紙をめくることに価値がある!」と反発していた教師などを思い出してしまい、自分もそれと同じような老害的な懐古思考になっているのでは?という不安もある。

空間とコミュニケーション

別の話として、コミュニケーションにおける空間の大事さというのを最近よく考える。
一般的なリモートワークでのコミュニケーション手段は主に2つ、チャットとビデオ通話だ。
どちらも物理的な距離を超越した二次元的なコミュニケーション手段である。
しかしどうも上手くやれない。Twitterで雑にコミュニケーションしたり、たまに通話して遊んだりといった簡易的な情報交換であれば特に問題は感じない。
ところが仕事となると毎日のことであり、それなりに密度のある高度なコミュニケーションが求められる。

ネット廃人でネットにしか友人がいない人生を歩んできた自分がこんなことを考えるのは滑稽だが、やはり実際に対面することで人間の精神的距離というのは一気に近くなる。何年もネットで交流している相手でも一度の対面で印象や関係が変わってしまうこともある。

さて、リアルで会うことに価値があるのは多くの人が同意すると思うが、なぜチャットや通話では代替しきれないのだろうか。
これもゲームが参考になる。
自分はVTuberのゲーム配信が好きでよく見るのだけど、マインクラフトのようなゲームをマルチプレイでやっていると、単なる通話やチャットでは生まれないコミュニケーションが発生する。
マインクラフトのアバターは簡素なものだが、空間の中で自由に移動したりアクションをしたりすることが出来る。たったそれだけのことだけど、空間を伴う事によりそばにいない相手を擬人化することが出来、とてもコミュニケーションが円滑になるのが分かる。
また、普段はあえてメッセージを送ってやりとりをしない相手でも、空間があることにより偶発的なコミュニケーションが発生し、交流が発生する。
AmongUsというゲームでも同じような現象が見られる。
同じようなことはMMOをやったことがある人なら心当たりがあるのではないだろうか。もしMMOで行っていた人間関係がSlackだったとしたらはたして同じように気軽に挨拶をしたり偶発的な雑談をしたりすることが出来るだろうか。

というわけで自分はリモートワーク環境には何かしら空間を伴うコミュニケーションツールが必要なのではと考えている。
どうも仮想オフィスというとリッチなVRオフィスのように飛躍するケースが多いようだけど、別にそこまで重いものは不要で、AmongUsのようなシンプルなオンラインゲーム程度の解像度の空間があれば十分だと思う。

もちろん同じようなことを考える人はいて、いくつかそういうコミュニケーションツールのサービスは存在するようである。しかし積極的に試用したりするムーブメントは今のところ感じられない。もしリモートワークでのコミュニケーションに課題感を感じている会社が少なくないのであれば、もっと積極的にそういうものを試して知見をためる動きが加速してほしいと思う。

お仕事休養4ヶ月 近況

在宅でのフルリモート労働やコロナ禍のストレスに耐えきれず仕事をやめてからだいたい4ヶ月になりました。
近況の日記です。

ワクチン打った

8月の始めに接種券が届き、それから間もなく自衛隊大規模接種の予約競争に勝ち抜くことが出来たため9月の始めには2回目の接種が終わりました。
副反応で40度の熱とひどい頭痛があり死ぬかと思ったけどずっと待ち望んでいたワクチンが打ててかなり精神的に楽になった。
もちろんワクチンを打ったからといってもう心配ないというわけではないんだけど、やっぱり安心感はかなりある。
世間的にも接種率が上がり最近は情勢もかなり落ち着いてきたので、気をつけつつも多少外出をしてもいいかという気持ちになってきた。(8月の状況では一人でファストフード店に行くのも怖いという状態だったので)

このままワクチンによってある程度情勢が落ち着き、友人と会ったり一人で旅行をしたりくらいはできるようになってほしい。

非アルコール性脂肪肝炎になってた

自粛生活になってからずっと体調が悪く、また急激に体重が増え続けていたのだけど、精神科の定期血液検査で肝臓の数値が高いと言われたので、内科へ行き見てもらった。
脂肪肝ということだが急激に太ったのは甲状腺の異常かもしれないと言われ血液検査をしてもらった。
結果を待っている間に甲状腺について調べ、「もしかして異常に太るようになったのも倦怠感がひどいのも全部甲状腺のせいで投薬すれば改善するのでは」という期待が膨らんでいたんだけど、結果は特に異常が見つからず、生活習慣病による肥満が原因の脂肪肝炎ということだった。
人体にも銀の弾丸はなかった。

かなり重度の脂肪肝炎ですぐに痩せないとたいへん悪いとのことだったので、頑張って痩せようとしている。けどやはり異常に痩せにくいので辛い。

今後のことを考える

働かない生活も4ヶ月が過ぎ、精神的にも安定してきて、そろそろ今後のことを考えなければいけなくなってきている。
やはりまたWeb系のソフトウェアエンジニアをやる以外にないのではという気がしているんだけど、また働くことが出来るのかと考えると不安になる。
僕には重度の不安症状と先延ばし癖があり、他人から来たメッセージを確認したりメッセージを送ったりするのに大変なストレスを感じてしまい疲弊してしまう。また心理的安全性を感じるまでのハードルも異常に高く、どうしても日々直接会っていない相手に対して緊張してしまう。毎日通勤によってスイッチを切り替えオフィスで仕事をすることでどうにかなっていた色々な自分のだめな部分がリモートワークではそのまま出てきてしまうので、ものすごく疲れてしまう。

というわけで、やはり最低でも週に1,2回程度は出社日がある環境でないと働くのは厳しいのではないかと感じている。
しかしどうやらWeb系企業ではこのままリモートワークを継続する予定の会社の方が多数派のようで、仕事選びの選択肢が狭まってしまう。
そもそもオフィスに集まれるかどうかはコロナの情勢にも左右されるため、もう少し落ち着いてからじゃないと何も分からないという問題もある。

リモートワークの問題だけでなく、出来れば労働時間を週4日以下にしたいという気持ちがあり、更に「いい加減なんとなく流れで色々な会社をフラフラしていてもキャリアにならないので、もっと自分が本気で関わりたいと思えるプロダクトと会社を見つけて就職した方がいいのでは」という気持ちもある。
しかし正直なところあまり自分がこれだ!と思えるプロダクトというのが見当たらず、どう仕事を探していいのか分からないという状態だ。
働かなければ必ず生活資金は尽きてしまうので、最終的には贅沢は言わずなんとか働けそうな仕事を見つけて働くしかないし、周りからもそうしたらいいと言われる。

先のことが全く見えないし、好きなことで行きていくために死ぬ気で頑張ったりも出来ていないのでなかなか厳しい状況である。
なにか上手く歯車が噛み合えばいいんだけど...。

最近は相変わらず競技プログラミングをしてアルゴリズムを勉強したり数学を勉強したりイラストの練習をしたりして生活しています。金さえあれば一生このままでいたい。

お仕事休養2ヶ月

micro-kirimin.hatenablog.com

というわけで過度のコロナストレスと体調不良により休暇を取ってから2ヶ月が過ぎましたので、その後の経過などの話です。

体調

2ヶ月経ってようやく向上心というかモチベーションみたいな感情が回復してきて、やりたいことが自然と浮かんでくるようになった。
まず基本的な欲求が満たされてようやく上位の欲が湧いてくるというやつを思い出した。

今のところお金のことも時間のこともあまり考えないようにしているので、あまり焦燥感などはなく、わりと穏やかな日々を過ごしている。
人生が常にこのくらい平和な状態だといいんだけど、自分の人生でそういう状態だったことはあまりない。
労働と平穏は両立できるのだろうか。

精神的には落ち着いているものの、夜になると微熱が出てしんどくなるという症状がストレスによるものだと思っていたのに今でも継続しているので困っている。
そこそこ運動をしているわりにはFitBitの安静時心拍数もすぐに上がってしまうし、やはり心臓が弱っているような感じがある。
無症状コロナの後遺症なのではという疑念が再び強まるが調べる術がないしそうだとしても対処法もない。

近況

はやくワクチンを打ちたいけどなかなか巡ってこない。
先日ようやく接種券が届いたけど、市の接種会場はすでに8月いっぱい埋まっているし、自衛隊の大規模接種会場もそう簡単には予約できそうにない。

更にデルタ株の蔓延によって「ワクチンを2回打ったら友達と食事に行ったり一人旅に行ったりしよう」という希望も遠のいてしまった。
最近では同業者は職域接種を2回済ませた人がかなり多くなり、Twitter上でも旅行などのツイートを頻繁に見るようになった。

自分より明らかにワクチンへのモチベーションが低かったのに簡単にワクチンの権利を手に入れ、デルタ株が蔓延してワクチンを打っていてもスプレッターになりうるという話があってももう自粛する気がないという人達と日々コロナの情勢を追いかけ悲観的になっている自分の心の溝は深まるばかりで、コロナによってますます社会的孤立を深めている。

遊ぶのを我慢出来ない人たちのせいで家族に会ったり墓参りにも行くことも出来ない人がいるというのはおかしな話で、世の中は他人を気にするほど損をするのだと改めて感じる。

このままコロナがある世界が終わらなかったら自分は社会に適応できるのだろうか。
家にひきこもっていても快適に生きていけるほどたくましくもなく、かといってコロナを気にせず行動出来るほど図太くもない。
遭難したボートで人肉を食べられない人間は死ぬ定めなのかもしれない。

書いていたらメンタルが良いのか悪いのかよくわからなくなってきた。

お仕事休養1ヶ月

日記ブログが2つある運用、完全に失敗してる気がするんですがどう思いますか?

kirimin.hatenablog.com

というわけで過度のコロナストレスと体調不良により休暇を取ってから1ヶ月が過ぎましたので、その後の経過などの話です。

体調

仕事をしなくなってから精神状態は急激に改善しました。
薬が効かなかったりストレスの有無で体調が激変することなどから、もしかしたら鬱というより適応障害に近い状態だったのかもしれない。

一方で身体的な体調はそうすぐには回復しないのですが、健康的な生活をすることで少しずつ改善していっている感じです。
コロナ以降急激に太ってしまってもはや肥満の域に達しているのと、おそらくそれとも関連して血液検査で肝臓の数値が悪く症状的にも肝臓がよくない感じっぽいので、まずはダイエットをして自律神経と肝臓を回復させるのを目指しています。
あと体力をつけるために心肺機能も向上させたい。

というわけで休養と同時にフィットボクシングをはじめました。
最近は体力がついてきたので、ジョギングをしたりもしています。

体調が悪い時はコンビニまで行くのもお風呂に入ることすらしんどい状態だったのに、体力がついてくると自然に外にでてジョギングをしたりしたくなってくるので、人間の生活はいかに悪循環を好循環に変えるかが重要だと思った。
丁寧な生活をすることで精神的な貧困から抜け出さなければいけない。
前向きになってきたことで、10年使い続けてきたマットレスを買い替えたり、ベランダで花を育てるのが趣味になったりしてます。

ダイエットと栄養バランスのために毎日BASE BREADという完全栄養食を食べているんだけど、最初は美味しく食べていたもののさすがに1ヶ月も毎日乾燥したパンを夕食に食べ続けているとだんだん飽きてくるし温かくて水分の多いものが食べたいという気持ちになってくることが分かった。

振り返り

改めて考えても、仕事の何がそんなに辛かったのかはハッキリとは分からないけど、とにかくものすごいストレスを感じていたのだということは分かった。
仕事をやめたからといってそんなにすぐに死ぬわけではないので、身体を壊すほど辛い生活を我慢して続ける必要はないと思った。今の生活はとても平和です。 (ところで前回のエントリで「仕事やめられる金はどこから出てくるんだ。それが出来れば苦労しない」といったコメントが多くありましたが、普段からこのような事態を想定して資産運用しているからあるのです。そのくらいのお金は貯めておきましょう)

現状のフルリモートにはやはり色々な働きにくさがあると思っていて、仕事内容やチームメンバーなどのタイミングが噛み合えば可能かもしれないものの、基本的にはとても難易度が高いと思う。
SlackにDiscordみたいな音声通話機能が追加されるらしいけど、こういうインフラが整っていけば徐々に改善されていくかもしれない。

やりたいこととは

こういう状況だとどうしても人生についても考えさせられる。
正直、最初の数年のような「とにかくもっと勉強して少しでも良いエンジニアになりたい!プログラミング出来る仕事なら基本的に幸せ!!!」みたいな感情はなくなってしまった。

AndroidSDKの仕様変更などの情報をキャッチアップするのは賽の河原のように思えてしまうし、もう興味もあまりない。
Android開発において新しいことや複雑なことをこれ以上やる意義も感じないし最低限の秩序を設けた上で普通に実装すれば十分だろうと思ってしまう。
プロダクト開発という意味でAndroidの仕事をするのが嫌なわけではなく、刺激的なサービスに携わり刺激的なメンバーとプロダクトを作り上げることに集中出来れば楽しいと思える気がするけど、そんな環境がどこにあるのかもわからない。

この数年はAndroidに飽きたので別のことがしたいと思っていたけど、「すぐに仕事になる技術を勉強しなければ」という気持ちが強すぎたせいでモチベーションが続かなかった。

じゃあ最近は何をしているかというと、第一は休養なんだけど、主に競技プログラミングと数学の勉強とイラストの練習をしている。
どれもすぐには全然仕事に繋がりそうにないものだ。
その上、どれもコンプレックスがありとても素養があるとは言えないもの。
でも、それらをやりたいという気持ちはある。

この先どうすればいいのか分からないけど、十分な報酬が貰えて比較的自由な環境で働いていても体調を崩すほど生きるのが苦しいと思ってしまうのだから、それなら金にならなくてもやりたいと思うことをやってみた方が穏やかな人生が歩めるのではと思った。
そのためにはもっと本気で取り組まないといけないと思うんだけど体力的にも根性的にもなかなかそれが出来ていないのが今の悩み。

人生はむずかしい。

自粛生活という沼で溺れそうになってる

これは何かを主張したいというより、今の心境をログとして残したい+同じような人がいれば自分だけじゃないんだと思ってもらいたいみたいな雑な気持ちで書く雑なエントリです。

去年の始めに自粛生活が始まってからずっと調子が悪い。
心身ともに低調でいろいろなことが上手くやれずにいる。

自分は「自粛はやりすぎ」とか「ただの風邪にビビりすぎ」とかそういう思想ではなく、むしろ逆だ。
最初期こそ油断していたものの、去年の春先に国内でも感染が広まって旅行の予定を自腹でキャンセルしてからは、一貫してもっと抑え込みを強化するべきだと思っているし、最初の緊急事態宣言解除は早すぎたし秋頃にもっとちゃんと抑え込めていればとも思っている。
なので今まだ首都圏で緊急事態宣言が解除されていないのも必要だと思っている。

しかしそれはそれとして、自分が自粛生活に上手く適応出来ているかといえば微妙だ。
もう1年以上、飲み会はもちろん、友人とのランチも遠出の旅行やイベントへの参加もしていないし、国や都の指針に従い「不要不急の外出を極力控える」ために1人で出かけることもカフェや飲食店に行くことも映画館やヒトカラに行くこともやめ、ほとんど毎日家から一歩も出ないか最寄りのコンビニに行くのみで、たまにドラッグストアで日用品を買い足すか松屋で牛丼を早食いする程度である。
実家にもちゃんと帰れてないし、冠婚葬祭なども難しい状態だ。

自分は昔はひきこもりだったし休日まで積極的に人と会いたいとは思わない性格なので、ある程度自粛生活に耐性があると思っていたけど、実際には半年が過ぎた頃から明らかにストレスが溜まり体調が悪くなっていった。

仕事もWeb系のエンジニアなので去年からずっとほぼフルリモートになった。リモートで仕事をすることには憧れがあったが、自分は意志が弱くオフィスにいることで気持ちを切り替えるタイプだったので家で仕事することは想像以上に難しくパフォーマンスが激減した。
休日は基本的に人に会わなくても、平日に仕事で人と顔を合わせた、たまにランチへ行ったり雑談をしたりすることがどれだけ日々の生活にゆとりを与えていたかを知った。

フルリモートで仕事をするのは難しい。フリーランスの自分にとってオフィスでチームメンバーと顔を合わせないことによる帰属意識の低下は大きく、チームの一員という自信も得にくいし自分がちゃんと期待通りに仕事が出来ているのかも伺いにくく不安ばかりが湧いてくる。
常に成果を出し続けなければ切られるかもしれないのが業務委託なので「今はこんな時期だからパフォーマンスが多少低くても仕方がない」と思うことも出来ない。
奇しくも年齢的、キャリア的にも迷いが生じているタイミングで自粛生活が始まってしまったのもタイミングが悪かった。

今まで何度も数ヶ月の休暇を取ったことがあるけど、今回一人暮らしを始めてから初めて明確に「孤独」を感じている。
気晴らしがしにくいストレスからかやたらゲームにばかり熱中してしまい去年から断続的にいろいろなゲームの廃人に近い状態が続いている。

体調が悪いのは運動不足も大きい気がしている。
オフィスで仕事をしていた時はなんだかんだで通勤や移動でかなり歩いていたし、昼休みに散歩するのも趣味だった。
なので出来るだけ家でも簡単なストレッチをしたり散歩をしたりしようとはしているが、これも強制力がないので体調が良い時は出来ても体調が悪くなってくると続かなくなる。

こんな悩みを最近ネットなどで話すと、みんな「まずは自分のメンタルと健康が第一なのでもっと外に出たほうがよい」というアドバイスをくれる。要するに自分は自粛しすぎなのかもしれない。
とはいえまだ首都圏は緊急事態宣言が続いているのだ。自意識過剰な自分にとっては「推奨されない行為」をすること自体にストレスがあり、どうしても積極的に街に出かけたりといった気にはなれない。
それにマスクをするのも昔から苦手だ。

また、最近気付いたのだけれど、最初は自粛のためという気持ちが強かったが、次第に精神状態がひきこもり時に近くなっていて、脳が外に出ることに対して拒否反応を示すようになってきている。
今ではコンビニに行くのもしんどくて生活が乱れる一方だし、「もう少し自粛を緩めてみよう」と思ってもどこにも行ってみたいという気持ちが湧いてこないのだ。

こんな状態ではワクチンが普及して事態が収まっても元の生活には戻れないんじゃないかという不安もある。
そもそもWebエンジニアなのにフルリモートに適応出来ないのは意識が高い人々に言わせれば「社会の進歩を妨げる時代遅れの人間」なのかもしれないし、今後もWebエンジニアの仕事がフルリモート中心になった場合に自分はエンジニアを続けていけるのだろうか、もう引退してひきこもるしかないんじゃないかという気持ちがある。

自分はかなり恵まれた立場だと思っている。Webエンジニアの仕事はこの状態でもほとんど減ることはないし、フルリモートが当然のように受け入れられている。感染状況に大きく振り回されたり仕事がなくなったり激務になったりするわけではない。
そんな自分が「人命と社会インフラ維持が一番。ちゃんと抑え込むことが結果的に経済にもプラス」と思いながら同時にこんなことになっているのは滑稽なのかもしれない。

しかしこのままだとせっかく恵まれた仕事をしているのに自らそれを手放してだめになってしまいそうだ。

みんな将来のこととかどう考えてるんだろう

進路調査のプリントを書かされてる中学生みたいなタイトルですが、実際内容もそんな感じです。

すごい技術者のイメージ

すごい技術者というのは、なんかあらゆるコンピューターサイエンスとソフトウェエンジニアリングに精通していたり、特定の界隈を牽引するような非常に高度な技術を持っていて専門家として名を馳せていたりするような人のことです。
名著と呼ばれるような技術書を書いていたり、CTOや技術顧問、アーキテクトとして所属する組織を成功に導いたり有名なOSSに大きな貢献をしたりしています。 そこまでではなくとも、世界トップレベルの企業でバリバリソフトウェアエンジニアとして技術的なチャレンジを続けているような人。

たとえば最近話題になったエントリで「技術的負債という概念の生みの親」として紹介された Ward Cunningham (ウォード・カニンガム)などはその簡単な経歴を読むだけでもひっくり返ってしまうほどすごいと思います。

t-wada.hatenablog.jp

彼は 1992 年にオブジェクト指向プログラミングの国際カンファレンス OOPSLA '92 の Experience Report でコードの初回リリースを負債に例えました("Shipping first time code is like going into debt")。

Ward Cunningham はソフトウェアの世界に多くの貢献を果たしてきました。Wiki の発明者であり、XP と TDD の父 Kent Beck の師匠のような存在であり、建築の世界の「パタン・ランゲージ」を Kent Beck と共にソフトウェアに輸入した人であり、「アジャイルソフトウェア開発宣言」の著者の1人でもあります(詳しくは書籍『パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則』や 君はWard Cunninghamを知っているか? 前篇、後篇 を読んでみてください)。

素晴らしいプロダクトに貢献するイメージ

これは高度なエンジニアリングに限らず、自分が「すごい!素晴らしい!」と思うプロダクトの開発に参加し、またどうすればもっとよく出来るかを全力で考え、プロダクトの成功のためにエンジニアとして多大な貢献をするような経験です。
たとえば自分がbilibili動画の初期開発メンバーなどであったとしたらどんなに誇らしいでしょうか。
自分にとってのそのようなプロダクトを見つけることもそこに参加することも色んな意味で簡単ではないですが、きっとそれは素晴らしい体験と名誉であるだろうと想像します。

すごいクリエイターのイメージ

これは組織に所属してというよりは、独立して自分自身の素晴らしいプロダクトやコンテンツを世に送り出すということです。
個人でいろいろなゲームやWebサービスを作って公開したり、それらをいつか成功させて有名になったりします。
プログラミングに限らずイラストや漫画、デザイン、動画など様々な分野でマルチに活動し、それによって生計を立てたりします。

何が一番やりたいのか

自分が上記のようなことの中で、結局のところ人生において何を一番成し遂げたいのか、未だに全然よくわからない。
まあ言ってしまえば全部なんだけど、漠然と「全部叶えたい!!!」って思っていても短い人生でそんなことは可能なんだろうか。

一方で、それぞれにはある程度関連性があり、どれかが達成出来れば他を達成するチャンスも高まるのでは?という気もしないでもない。 もしかしたらがむしゃらにやりたいことや面白いそうなことをやっていれば何か後悔のないような人生が送れるかもしれない。

これが大学生とか新人エンジニアならともかくあと1ヶ月で30になる人間の悩みである。
「いい年してそんな身の程知らずの夢見がちなことを考えているのか」と思う人もいるかもしれない。しかし自分は多分一生もっと理想に近づくことをあきらめられない。
特別になりたい。

ちなみに最近気づいたことは、上記のようなことを叶えるには自分の今の技術力はあまりにも未熟であるということである。
少し前まではある程度仕事に困らないくらいのスキルがあると思っていたけど、それはあくまでAndroidエンジニアとしてチームでプロダクトを開発する仕事をすることに最適化されたスキルだ。
もっといろんな面白そうな経験をするにはもっといろんな事が出来るようになる必要があると感じた。

特に成し遂げたいと思っていないこと

ちょっと話がそれるけど、ついでなので個人的にそれほど成し遂げたいと思っていないことも書いてみようと思う。

  • 海外(シリコンバレーなど)で働く
  • 超有名企業に所属する
  • (目的として)組織の幹部になる
  • (目的として)起業してIT社長になる

特に含みなどはない。

みんなは将来のこととかどう考えてるんだろう

同じようにソフトウェアエンジニアとして日々働いている同じくらいの世代のみんなは将来についてどう考えているんだろうか。
叶えたい夢とかあるんだろうか。
何を成し遂げたいのかちゃんと分かっていてそれにむけて邁進しているんだろうか。
エンジニアとして仕事を続けていければという感じなんだろうか。
家族が出来た人は家族が幸せであれば十分だと思うのだろうか。
なるようになるさ、どんな人生でも振り返れば充実しているさと思っているんだろうか。

人生がもう少しゆっくり進めばいいのにといつも思う。

YouTube MusicがGoogle Play Musicの代替サービスとして成り立っていない

自分はこの数年ずっとGoogle Play Musicというサービスを利用してきた。
Play Musicは他の音楽ストリーミングサービスと同じように定額でサービスに登録されている楽曲を聴くこともできるが、それよりも魅力的だったのはローカルの音楽データをアップロード出来る機能があり、そのローカル楽曲をアップロードしてプレイリストなどを作成したPlay Musicを様々なデバイスで利用出来るため、実質的にクラウド音楽プレイヤーとして機能していた。

一方数年前からYouTube Musicという同じGoogle参加の似たようなサービスが登場し、こちらも定額音楽ストリーミングサービスだが、YouTube上にアップロードされたインディーズのMVや歌ってみた動画、MADムービーなどもプレイリストに入れて他の楽曲と同じように扱えるというメリットがあった。
そのデータもあり、好みの楽曲のサジェスト精度などはPlay Musicよりも高く感じ、最近はこちらを利用することが多くなっていた。

とはいえ、ストリーミングサービスにはおよそ登録されないだろうという類の音源というものもオタクの世界には大量にあり、そういうものはCDから取り込んだりiTunesなどで購入したものをPlay Musicにアップロードしているのでこちらも存在意義があった。

そしてとうとうPlay Musicは年末でサービスが終了し、YouTube Musicに統合されることになった。
ここまでは自分はポジティブにとらえていた。

今月、データの移行ツールが公開されたので、さっそく移行しようと思ったところ、以下のようなメッセージが表示された。

https://i.gyazo.com/c6838d1fcd4f26fa34ee86fad070526a.png

少し前提を説明すると、Googleアカウントは一つのID(メールアドレス)に対して複数のアカウントを作成することができる。
これは主にYouTubeチャンネル用のアカウントなどを作成する時に利用する。
自分もYouTubeチャンネルを運用しているので、今までYouTube MusicをYouTubeにログインしているチャンネル用アカウントで利用していた。(これはYouTubeにログインしているアカウントがYouTube Musicでも同期されることと、その状態でも問題なく利用出来ていたことから自然なことだと思う)

ところがどうやらチャンネル用アカウントのようなサブアカウントはPlay Musicからのデータ移行に対応していないらしい。
仕方なくデフォルトのアカウントと同期したため、YouTube Musicのデータが2つに分裂してしまった。

無理だというものは仕方がないので、Play Musicから一度ローカルにアップロードした音源をすべてダウンロードし、YouTube Musicにアップロードしなおそうとした。

Play Musicのアップロード、ダウンロードまわりの挙動は異常に不安定な状態が長年改善されておらず、ダウンロードのキューが途中で止まって永遠に進まなくなるという現象に苦しめられながらも10回くらいやり直してようやくすべての音源をローカルにダウンロード出来た。

そしていざその音源をYouTube Musicにアップロードしようとした結果が以下である。

https://i.gyazo.com/ad411f97acc4400fd8a77b96be16fc6f.png

ようするに、そもそもサブアカウントはローカルデータのアップロードに対応していなかったのである。

つまり、YouTube Musicで今までのような運用がしたいのであれば、YouTube Musicを利用する度にアカウントを切り替え、またYouTubeを利用する度にアカウントを切り替える必要があるらしい。

これはあまりにも面倒くさいというか破綻していると感じる。
更にYouTube Musicは今後アップロードした楽曲のローカルダウンロードに対応しないらしい。
もし今後このような別サービスへの移行をしたくなったとしてもローカルにデータが残っていなければ出来ないのである。

というわけでYouTube Musicにたいへん失望してしまったのだけれど、他の競合音楽ストリーミングサービスはどうなのだろうか。
全然知らないのだけれど、自前音源のクラウドプレイヤーとして利用できるもっと良いサービスがあれば教えてもらいたい。